スウェーデンのバリアフリー事情

スウェーデンのバリアフリーとは

北欧の国スウェーデンは福祉国家として有名です。長い社会民主労働党政権下で構築された社会保障制度が充実しているからです。彼らの根底には、人間らしい生活を営むためには、「住むところ」「働くこと」「余暇」が必要であるという考えがあります。
特に「住むところ」「働くところ」に注目します。障碍者や高齢者にとって、健常者にとっては何でもないことが障害となり、この2つが自由にすることができないことがあります。これを社会的な問題として認識しているため、障碍者や高齢者もこれらを自由に選べるようにバリアフリーが充実しています。加えてスウェーデンの人々は、相互扶助の意識が高いのも関係あるかも知れません。

 

駅やバスでは、車椅子の方一人では厳しい場合、駅員や運転手の方が介助してくれます。他にもバスでは、最近日本でも増えてきたノンステップやニーリングシステム(車高降下)が徹底されています。

車椅子用の広いトイレはどこにでもあります。ただ日本のように多目的(あらゆる障碍者を考慮した作り)ではないので、車椅子の方用といった感じのようです。

自宅をバリアフリー化する改装工事には国から多額の助成金が出るようです。
また、公共の建物を建てる際にバリアフリーに関する規定はありませんが、車椅子が通れるくらいの幅を確保するのは当たり前となっています。社会全体で障碍者の方に配慮する風潮のようです。

 

スウェーデンは1960年に高齢社会に突入しました。日本は1995年ですから30年以上早いことになります。
その為日本よりバリアフリーのノウハウが進んでいます。スウェーデンの精神から学ぶことはまだまだたくさんあると言えるでしょう。